キャンペーンページ制作のステップとは?参考事例や制作会社に依頼する際のポイントについて解説

キャンペーンページ制作のステップとは?参考事例や制作会社に依頼する際のポイントについて解説

キャンペーンページの参考事例5選

キャンペーンページの参考事例は次の5つです。

  • アサヒ飲料
  • ハーゲンダッツ
  • コカ・コーラ
  • カルピス
  • 明治

それぞれ詳しく解説します。

1.アサヒ飲料

アサヒ飲料の主力ブランドであるカルピスは、みずたまラボというカルピスのファンサイトを立ち上げ、その中で定期的に写真投稿キャンペーンなどを実施しています。カルピスのブランドイメージを意識したデザインで、終了したキャンペーンをコンテンツとして使用していることも大きな特徴です。

キャンペーンに参加するためには会員登録が必要ですが、会員になると限定イベントなどに参加可能です。キャンペーンをきっかけに、参加者を顧客化、優良顧客化まで狙ったページだといえます。

2.ハーゲンダッツ

ハーゲンダッツでは、ハーゲンダッツの特徴を7つ紹介している「食べたくなる7つの理由 ハーゲンダッツ」というキャンペーンページを立ち上げています。このページの特徴は、カーソル・スクロールの動作に合わせたアニメーションが実装されている点です。

アニメーションをコンテンツとして加えることで、途中離脱を防止する工夫をこらしています。

3.コカ・コーラ

コカ・コーラもキャンペーンページを立ち上げていますが、こちらは認知度・人気が高い商品です。そのため、認知度の向上というよりは、継続して商品を購入してもらえるよう、販促目的で様々な企画を行っています。

他キャンペーンページと比較して、写真・イラストよりも文字量は多いですが、読み飛ばしても問題なくキャンペーンに参加できるようなページ設計になっているのが特徴です。

4.多摩市

多摩市は50周年記念のオンラインイベント会場であるYouTubeチャンネルへの導線として、「みんなでつくる多摩市ONLINE文化祭」というキャンペーンページを立ち上げました。このページの最大の特徴は、流行りのデザインを採用している点です。

市が運営するイベントは特性や予算の都合上、少し固く安っぽいものになりやすく、興味を持たれにくいというデメリットがあります。しかし、多摩市では多くの方に興味をもってもらうという観点から、流行りのデザインを採用したそうです。

5.明治

明治はブランドの1つであるチョコレート効果のキャンペーンページを立ち上げています。このページはアクセスした際に最初に目に入る領域だけで内容がすぐ分かる、エントリーがすぐ行えるような導線となっています。

したがって、情報訴求や優良顧客化というよりは、エントリーさせることに特化したキャンペーンページといえるでしょう。

キャンペーンページとは?

キャンペーンページとは、イベントや新商品の販促を行う際に制作・運用されるWebページのことです。ランディングページに近い縦長デザインが多く、キャンペーンの認知・理解・参加までが目的であることから、簡潔かつ分かりやすさ重視の内容になっています。

分かりやすいデザインという特性上、アニメーションなどを実装するページは少なめです。しかし、離脱率を抑える観点から、ハーゲンダッツの事例のようにアニメーションをふんだんに使用したキャンペーンページもあります。

プロモーションサイトとの違い

プロモーションサイトとは、商品・サービスの認知度向上・販促を行うサイトのことです。キャンペーンページはプロモーションサイトの1つであり、制作目的も似ています。

しかし、両者には特徴と運用期間に大きな違いがあります。プロモーションサイトは、宣伝色が強く、リニューアルを繰り返し行いながら長期間運用されることが多いです。

一方、キャンペーンページは企画への参加という意味合いが強く、特別感やお得感を演出する観点から、期間限定で運用されることも少なくありません。そのため、方針に合わせて使い分ける必要があります。

ランディングページとの違い

ランディングページとは、商品の紹介から購買・問い合わせといったアクションまでの導線が縦長の1ページにまとめられている販促ページのことです。ランディングページはネット広告の着地ページとして設定され、ページに訪問した方が購入・申し込みといった売上につながるアクションを促進することが主な目的となります。

キャンペーンページとの大きな違いは、広告が主目的である点です。キャンペーンページは複数の商品・サービスを取り扱うのに対して、ランディングページは1つのみといった違いもあります。

キャンペーンページの制作手順

キャンペーンページの制作手順は次のとおりです。

  1. 目的の明確化
  2. ターゲット層の決定
  3. 企画の決定
  4. 必要コンテンツの洗い出し
  5. レイアウト・デザインの決定
  6. キャンペーンの告知

それぞれ詳しく解説します。

1.目的の明確化

はじめにキャンペーンページを制作する目的を明確にしましょう。会員登録や資料請求、商品・サービスの認知度向上など、キャンペーンページの最終目的は企業によって異なります。

また、目的によって最適なページのデザイン・設計も異なります。ページの効果を最大化するためにも、ページの制作目的はしっかりと洗い出しておきましょう。

2.ターゲット層の決定

キャンペーンページの制作目的が明確になったら、ペルソナを設定していきます。ペルソナとは、性別や年齢、職業、家族構成、生活スタイルなどを設定した架空の人物像のことです。

本物に近い人物像を決めることで、ターゲット層に適したサイトデザインや、キャンペーン企画の方向性が定まっていきます。

3.企画の決定

ペルソナを設定しターゲット層が明確になったら、キャンペーンの企画を立案・決定していきます。ポイント還元や期間限定の割引・特典・クーポンなど、様々な企画がありますが、企画決定で重要となるのが、企画内容と対象の商品・サービスの関連性です。

話題性や意外性ばかりを重視し、関係のないキャンペーンを実施してしまうと、顧客に魅力・価値をしっかりと伝えられません。そのため、候補に挙がっているキャンペーンで魅力・価値が伝わるかどうか見極める必要があります。

4.必要コンテンツの洗い出し

キャンペーンの企画が決定したら、キャンペーンページに掲載するコンテンツを洗い出していきましょう。コンテンツはSNSシェアボタンや応募・参加ボタン、アニメーションなど、様々なものがあります。

掲載するコンテンツはページレイアウトの基盤となる他、ページ効果を最大化する重要な要素であるため、ページの制作目的を実現できるものを選ぶ必要があります。また、キャンペーンページの効果分析を行う必要があるため、効果測定も行えるように設定しておきましょう。

5.レイアウト・デザインの決定

コンテンツが決まったら、ターゲット層の好みやブランドイメージを考えながら、コンテンツの配置やデザインを決めていきます。

キャンペーンページの場合、キャンペーンへ気軽に参加できる導線が重要です。また、SNSでの情報拡散を狙うのであれば、スマホのUI/UXにも配慮する必要があります。

6.キャンペーンの告知

キャンペーンページが完成したら、企業SNS投稿やダイレクトメール、オウンドメディアなどを活用して告知を行います。

告知に利用できるメディアやSNSがなかったり、育っていなかったりする場合、プレスリリースを使用して告知されることも多いです。

キャンペーンページを制作会社に依頼する際の3つのポイント

キャンペーンページの制作方法は自社制作と制作会社に依頼する方法の2通りがあります。ページ制作のノウハウがない、制作する手間を省きたいという場合は制作会社に依頼するのがおすすめです。

キャンペーンページを制作会社に依頼する際に押さえておくべきポイントとしては次の3つです。

  • キャンペーンページの制作実績有無
  • 依頼前に必要な機能を明確にしておく
  • 見積もりを複数とって比較する

それぞれ詳しく解説します。

1.キャンペーンページの制作実績有無

ホームページは、コーポレートサイトやランディングページ、通販サイトなど、目的別に様々なWebページがあります。そのため、制作会社と一口にいっても、コーポレートサイトや通販サイトばかりを手がけていて、キャンペーンページの実績がないという制作会社も少なくありません。

そのため、外注を検討している場合は、キャンペーンページの制作実績が豊富かどうか確認しておきましょう。

2.依頼前に必要な機能を明確にしておく

依頼前に必要な機能を明確にしておく必要があります。見積もりを依頼する際に、機能が明確になっていない場合、ページ設計を提案された後に金額が高くなる可能性があります。

そのため、あらかじめ必要な機能を明確にし、見積もりを依頼した段階で実装内容を伝えられる状態にしておきましょう。

3.見積もりを複数とって比較する

キャンペーンページの制作費用相場は20万~100万円以上と非常に幅広いです。これはキャンペーンページの内容によって、実装する機能や必要となる写真やイラストといったコンテンツが異なり、費用が変動するためです。

また、同じ依頼内容であっても、依頼する制作会社によって、制作費用は大きく異なります。そのため、複数社から見積もりをとり、費用対効果が1番高い制作会社はどこか比較・検討することが大切です。

キャンペーンページの制作会社5選

キャンペーンページの制作会社は次の5社です。

  • みやあじよ
  • シスパル
  • インタークエスト
  • パドルデザインカンパニー
  • ジーピーオンライン

それぞれ詳しく解説します。

1.みやあじよ

みやあじよは大阪府堺市にあるホームページ制作会社です。コーポレートサイトやECサイト、採用サイト、ランディングページに至るまで幅広く対応し、豊富な制作実績があります。

また、インターネット集客支援やSEO対策支援も行っている企業です。そのため、依頼者様のヒアリングを行い、必要であればこれまでのノウハウを駆使して、キャンペーンページ制作も行っています。

2.シスパル

シスパルは大阪府大阪市のホームページ制作会社で、大手コンビニやお菓子メーカーなど、幅広い業種のキャンペーンページ制作実績があります。キャンペーン運営数支援数は年間100ページを超えている他、10万件を超えるアンケート応募数を獲得した実績のある会社です。

依頼者に応じて機能・デザインを柔軟にカスタマイズしてキャンペーンページを制作する他、運用面で至るまで総合的に支援しています。

3.インタークエスト

インタークエストは大阪府大阪市にあるホームページ制作会社です。レスポンシブデザインや応募フォーム、メールの配信、応募データの集計・管理が1つとなった小規模のキャンペーンページプランを約8万円で提供しています。

ページ戦略から企画立案、キャンペーン期間中は事務局代行など、キャンペーン運用を幅広く支援しています。

4.パドルデザインカンパニー

パドルデザインカンパニーは東京都港区にあるホームページ制作会社です。採用・空間・音と映像といった複数のブランディングサービスを提供しています。

また、キャンペーンでは広告やSNSといった複数のメディアを活用したキャンペーン支援を行っているのが特徴です。より包括的にキャンペーンの発信を行いたい方におすすめです。

5.ジーピーオンライン

ジーピーオンラインは大阪府大阪市および、東京都渋谷区に事務所を構えているホームページ制作会社です。ジーピーオンラインでは、応募フォームといったシステム実装や、セキュリティに配慮したキャンペーンページを制作してくれます。

また、流行りを取り入れたコンテンツを数多く提案しており、キャンペーンの企画力にも定評がある制作会社です。

キャンペーンページ制作 まとめ

キャンペーンページはプロモーションサイトの1つですが、特別感やお得感を演出する観点から期間限定で運用されることも少なく、企画参加を目的に制作されることも多いです。企画参加が目的の場合、キャンペーンに気軽に参加する導線が欠かせません。

そのため、キャンペーンページの制作ノウハウがないと、思ったような効果を得られない可能性があります。高い費用対効果を見込みたいのであれば、多少費用はかかっても、ノウハウがあるホームページ制作会社に依頼し、質の高いキャンペーンページを制作することをおすすめします。

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