中小企業がホームページを制作・運用する4つのメリット
中小企業がホームページを制作・運用するメリットとして次の4つが挙げられます。
- 企業の信頼度向上
- 抵抗コストかつ年中無休で情報提供が可能
- 情報量・見せ方の制限がない
- 最新の情報を常時発信可能
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.企業の信頼度向上
企業の信頼度を向上させられるのが、ホームページを制作・運用する1番のメリットです。スマホが普及し、インターネットが身近になった現代では、大半の人々がインターネットを使用して情報収集を行います。
例えば、取引先の候補に複数社が挙がっている場合、会社概要や製品・サービス内容についてホームページで調べるはずです。その際、ホームページがない企業だとそれだけで信頼度に差が生じてしまいます。
ただし、ホームページを所持しているだけでは、企業の信頼度向上に寄与できません。というのも、中小企業のホームページ所有率は7割を超えており、ホームページの所持は当たり前となっています。
このような状況の中で、ホームページによる企業の信頼度を図るためには、差別化や日々の情報発信を行っていく必要があります。
2.低コストかつ年中無休で情報提供が可能
低コストかつ年中無休で情報提供が行えるのも、ホームページを制作・運用するメリットです。インターネット普及前の情報発信ツールといえば、テレビ・ラジオCMや新聞・雑誌・電車内などの広告でした。
しかし、これらの宣伝はそれなりの費用がかかります。ダイレクトメールや営業、テレアポといった営業手法で売り込む方法もありますが、非効率なうえに人件費・経費がかかり、年中無休で稼働させられません。
一方、ホームページであれば、年中無休で情報発信が可能です。また、SEO対策などを行い、上手く集客できれば、コストをかけず効率よく情報提供ができ、顧客獲得につなげられます。
3.情報量・見せ方の制限がない
カタログや会社パンフレットといった紙媒体の場合、掲載できる情報量や見せ方に制限があります。情報量が多い場合、情報に優先順位をつけて、掲載を諦めないといけないケースもあるでしょう。
一方、ホームページは情報量・見せ方に制限がありません。写真や図表を好きなだけ配置できるのはもちろん、手順の説明などテキストでは説明しづらいコンテンツであれば「動画」を活用することも可能です。
4.最新の情報を常時発信可能
最新の情報を常に発信できるのもホームページのメリットといえるでしょう。カタログやパンフレットといった紙媒体の場合、変更・追加を行ったうえで印刷・再配布する必要があったため、コスト・時間がかかります。
ホームページの場合、情報の変更・追加は簡単に行うことができ、リアルタイムな情報発信が可能です。ただし、リアルタイムな情報発信が当たり前となったことで、情報が古くなるスピードも早くなっています。
更新を放置すると古い情報ばかりとなってしまうため、定期的な情報発信や更新が欠かせません。
中小企業向けのおすすめホームページ制作会社5選
中小企業向けのおすすめホームページ制作会社として次の5つが挙げられます。
- アイムアンドカンパニー株式会社
- Manpage
- 有限会社ダルビアンコ
- 株式会社トモガラ
- 株式会社イーハイブ
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.アイムアンドカンパニー株式会社
アイムアンドカンパニー株式会社は、Web・広告制作だけでなく、企業ブランディング構築や動画プロデュースなどを幅広く手がけている制作会社です。製品・サービスの強みを活かすブランディング戦略や、マーケティング戦略、メディア戦略などに優れています。
また、医療やスクールなど、幅広い業種のプロモーションをサポートしているため、サービスの本質を捉えたホームページを制作してくれるでしょう。
2.Manpage
Manpageは、ホームページの立ち上げや企画構成、SEO対策、運営管理などを手がけているホームページ制作会社です。クライアントニーズをしっかりとヒアリングし、質の高いホームページや、ランディングページに近いデザインでのホームページ制作を得意としています。
また、格安SIM企業やコンサルティング企業など、様々な業種のホームページ制作実績があるため、特殊な業種であっても依頼しやすい制作会社といえるでしょう。
3.有限会社ダルビアンコ
有限会社ダルビアンコは、ホームページ制作・管理やパンフレット・ノベルティグッズなどのデザインを手がけている制作会社です。長年ホームページ制作や管理を行ってきた経験から、細やかな改善や更新にも柔軟に対応できます。
デザイン力にも定評があるため、ホームページデザインにこだわりたいという方は1度、相談してみるとよいでしょう。
4.株式会社トモガラ
株式会社トモガラは、ホームページやロゴ、バナーなどの制作を手がけている制作会社です。企画から運用まで一括して委任できる他、官公庁や外国語対応のホームページ構築の依頼にも対応しています。
ベテランスタッフがホームページ制作を行っているため、魅力的なホームページ制作を行ってくれるでしょう。
5. 株式会社イーハイブ
株式会社イーハイブは、ホームページ制作だけでなく、アンケート・業務といった各種システムの構築なども得意としている制作会社です。1995年にホームページ制作を開始して以降、地元の中小企業を中心に多くの実績を上げている他、食品メーカーや旅行代理店など、幅広い業種のホームページを手がけています。
リリース後のページの追加やコンテンツ更新はクライアント側が原則行わなければなりません。しかし、電話サポートやCMS操作を学習するセミナーを用意しているため、ホームページの運用ノウハウを自社で蓄積できる体制が整っています。
中小企業向けの制作会社を選ぶ際のポイント
中小企業向けの制作会社を選ぶ際のポイントとして次の4つが挙げられます。
- 得意ジャンルと自社マッチしているか
- 実績が豊富か
- ホームページ公開後のサポート有無・充実性
- ホームページ制作料金
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.得意ジャンルと自社マッチしているか
ホームページ制作会社といっても、制作会社によって得意ジャンルは異なる他、デザインや集客、システム構築など、得意分野も異なります。そのため、ホームページ制作会社だからといって依頼してしまうと、思い描いたとおりのホームページに仕上がらないという事態になりかねません。
このような事態を避けるためには、自社の求めているものは何かを明確にしたうえで、自社とマッチした制作会社を選ぶ必要があります。
2.実績が豊富か
得意ジャンルと合わせてチェックしておくべき点が、実績・ノウハウです。制作会社はホームページにて実績を紹介していることが多いため、過去に携わった企業のホームページを確認できます。
記載している得意ジャンルや特徴が嘘でないことや、ホームページのクオリティを把握することも含めて、実績は必ず確認しておきましょう。
3.ホームページ公開後のサポート有無・充実性
ホームページは公開後の運用・管理も大切です。しかし、自社にリソースがなかったり、運用ノウハウを持つ人材がいなかったりする場合、ホームページの運用・管理は容易ではありません。
自社の負担を軽減したいのであれば、更新代行や運用サポートを制作会社に依頼するとよいでしょう。しかし、制作会社によっては、サポート業務を行っていなかったり、サポート範囲が狭かったりします。
そのため、更新代行や運用サポートなどの依頼も予定している場合は、ホームページ公開後のサポート有無や充実性についても確認しておかなければなりません。
4.ホームページ制作料金
制作会社によって、ホームページの制作料金は異なります。自社とマッチした制作会社であっても、予算と合致しなければ依頼はできません。
依頼内容によっては想定よりも制作料金が高くなる可能性もあります。どの業務を依頼したいのかを明確にしたうえで、見積もりを依頼し、費用内訳をしっかりと確認しましょう。
ホームページの制作費用相場
ホームページの制作費用相場は次のとおりです。
依頼内容 | 制作費用相場 |
完全オリジナルデザイン | 20万~100万円以上 |
テンプレート使用(カスタマイズ無) | 3万~10万円程度 |
テンプレート使用(カスタマイズ有) | 20万~30万円程度 |
ECサイト制作 | 50万円以上 |
独自システムの構築も含めたホームページを制作 | 100万円以上 |
制作費用が変動する3つの要因
制作費用が変動する要因として次の3つが挙げられます。
- ホームページの制作目的
- 依頼する業者
- ホームページの仕様
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.ホームページの制作目的
ホームページの制作目的によって、制作費用は変動します。ホームページの目的は大きく「会社案内」「集客」「ネット販売」の3つに分けられます。
それぞれの目的によって、ホームページに必要な機能は異なるため、当然ホームページの制作費用も大きく変動します。そのため、ホームページを制作する際は、制作目的を明確にしたうえで、それぞれの目的に合わせた相場感を持たなければなりません。
2.依頼する業者
依頼する業者によっても制作費用は変動します。依頼するホームページの種類などによって異なりますが、依頼先別の制作費用相場は以下のとおりです。
依頼先 | 費用相場 |
フリーランス | 5万円程度 |
中小規模のホームページ制作会社 | 30万~100万円程度 |
大手の制作会社 | 100万円前後 |
ホームページ制作を外部依頼している会社 | 制作費用+15~40%程度のマージン上乗せ |
費用だけみれば、フリーランス・中小規模のホームページ制作会社の方が低価格で、制作できます。しかし、大手の制作会社などはスタッフが多いため、スタッフの退職・病欠などにも柔軟に対応でき、納品が遅れる可能性が低いです。
どちらもメリット・デメリットがあるため、その辺りもしっかり考慮したうえで、依頼する業者を選定する必要があるでしょう。
3.ホームページの仕様
ホームページの制作費用は、デザインや機能といった仕様によっても大きく変動します。デザイン面であれば、完全オリジナルでの制作か、テンプレート利用での制作かによって費用は変わります。
機能面でいえば、ECサイトにおける決済機能やカート機能などが挙げられるでしょう。デザイン・機能にこだわるほど制作費用は高額となってしまうため、依頼する前にこだわる部分や、必要な機能などを明確にしておくことが大切です。
ホームページ制作に補助金を活用するのも1つの手段
制作するホームページによっては、それなりの予算を見込まなければなりません。ホームページを制作したいけれど、予算に余裕がないという場合、補助金を活用するのも1つの手段です。
補助金とは、政府や自治体が目指す制作目標に沿った事業を行う企業や個人事業主などに支給されるお金です。規模が小さい事業者にとっては心強い制度であり、補助金を活用することで、ホームページ制作にかかる費用負担を軽減できます。
ホームページ制作に使用できる補助金
ホームページ制作に使用できる補助金として次の3つが挙げられます。
- IT導入補助金
- 小規模事業者持続化補助金
- ものづくり補助金
IT導入補助金は、ITツールの導入によって、業務効率化や売上・生産の向上を支援する補助金です。
小規模事業者持続化補助金は、小規模事業者の販路拡大や生産性向上の取り組みを支援する補助金です。ただし、こちらは医師や歯科医師、協同組合などの1部団体は補助金の対象とはならないため、注意する必要があります。
ものづくり補助金は、中小企業・小規模事業者を対象に、生産性向上を目的としたサービス・試作品開発や生産プロセス改善などの支援を目的に給付される補助金です。
各補助金によって、補助対象となる企業規模や条件は異なるため、補助金を活用する際は、要項などをしっかりと確認することが大切です。
中小企業向け ホームページのまとめ
中小企業がホームページを制作・運用すれば、企業の信頼度向上や最新の情報を常時発信可能といったメリットを享受できます。そのため、今では7割以上の中小企業がホームページを運用しています。
その結果、ホームページをただ制作し、所持しているだけでは、十分な集客が見込めなくなりました。この時代でホームページの集客力を高めるためには、魅力的なホームページを制作して競合他社との差別化を図り、SEO対策などの運用が欠かせません。
中小企業が魅力的なホームページを制作するためには、中小企業向けのホームページを多く制作した実績がある会社など、自社に合った業者に制作依頼することが大切です。