無料のWebアンケート作成ツール5選!登録不要のものからツールを選ぶポイントまで徹底解説

無料のWebアンケート作成ツール5選!登録不要のものからツールを選ぶポイントまで徹底解説

Webアンケートとは?

「Webアンケート」とは、インターネットを介して実施されるアンケートのことです。アンケート画面をインターネット上に用意すれば、パソコンやスマホ、タブレットといった各種端末からアクセス・回答してもらうことができます。

従来、アンケートは紙や電話で行われることが一般的でした。しかし、インターネットやデジタル端末の普及によって、Webアンケートを活用する企業が増えてきています。

Webアンケートのメリット

Webアンケートのメリットとしては以下が挙げられます。

  • 回収率が紙よりも高い
  • 印刷する必要がなく用紙やインクといったコストを抑えられる
  • アンケート用紙の配布・回収する手間がない
  • 配布・回収の手間をなくせるため、人件費を削減できる
  • アンケートを実施する場所・時間の制約がない
  • 分岐や回答数の制限といった各種設定が可能

紙によるアンケートを実施する場合、アンケート用紙の印刷・配布・回収・集計といった手間をかけなければなりません。しかし、Webアンケートであれば、上記プロセスのほとんどを省くことが可能です。

集計機能が備わっているWebアンケートであれば、集計の自動化も行えます。また、Webアンケートを導入すれば、回答数に制限を設けたり、回答に応じて質問内容の分岐を行ったりすることも可能です。

回答者の負担もなくせるため、調査対象が日常的にパソコンやスマホを使用している世代であれば、Webアンケートを積極的に導入するとよいでしょう。

Webアンケートのデメリット

Webアンケートのデメリットとしては主に以下が挙げられます。

  • パソコン・スマホ・Webを使用しない世代だと回収率が低い
  • 紙によるアンケートよりも回答の質が低いリスクもある

Webアンケートに参加するためには当然、パソコン・スマホ・タブレットのいずれかと、インターネット環境が必要です。したがって、スマホやパソコンなどの使用頻度が低いもしくは所持していない方が多い世代を対象に調査する場合、Webアンケートは向いていません。

高齢者にアンケートを行う場合は、紙で行いましょう。また、Webアンケートは紙アンケートのようにアンケート実施者が調査対象かどうか確認できません。

そのため、Web特有の匿名性に、性別や年齢の虚偽申告が加わり、回答の質が紙よりも担保できないリスクがあります。

アンケートフォーム作成ツールとは?

「Webアンケート作成フォームツール」とは、プログラミングスキルがなくても、簡単にWebアンケートフォームを作成できるツールのことです。無料で利用できるツールから、サービスや機能が充実した有料ツールまで、様々なツールが提供されています。

アンケートフォームを作成する場合、種類や用途によって、フォームデザインや回答形式を変化させなければならず、従来はHTMLといったプログラミングスキルが必須でした。しかし、ツールを使用すれば、各種デザインのテンプレートと質問内容に沿った回答形式を選択するだけで、気軽にWebアンケートを作成できます。

また、アンケート終了後のデータも自動で集計されるため、アンケート実施時に発生する業務の手間を省くことが可能です。

アンケートフォーム作成ツールの主な機能

Webアンケートの代表的な機能として次の3つが挙げられます。

  • アンケートフォームの作成機能
  • 集計・レポート機能
  • 管理機能

それぞれ詳しくみていきましょう。

アンケートフォームの作成機能

「アンケートフォームの作成機能」は、名称どおり、アンケートフォームを作成する機能のことです。アンケート内容に適したテンプレートを選択したうえで、質問内容に適した回答形式を当てはめていき、Webアンケートフォームを作成していきます。

ただし、Webアンケート作成フォームツールごとに、用意されているテンプレートや回答形式は異なります。したがって、Webアンケート作成フォームツールを利用する場合は、自社が希望するアンケートフォームを構築できるかどうか、しっかりと確認してから導入するようにしましょう。

集計・レポート機能

「集計・レポート機能」は、収集したアンケートデータを集計・整理したり、確認しやすいようにグラフなどでまとめたりしてくれる機能のことです。集計業務の手間を省くためには欠かせない機能ですが、ツールによって集計・レポート機能がなかったり、有料版にしないと利用できなかったりします。

収集したアンケートデータは、今後の施策を決めていくために欠かせないものです。必須機能ではありませんが、アンケートの規模や内容、データの正確性、業務効率を求めるのであれば、集計・レポート機能が備わっているツールの利用をおすすめします。

管理機能

「管理機能」は、アンケートの実施工程を管理する機能のことです。ツール利用者の表示や追跡、複数人でデータを共有するなど、ツールによって様々な機能が備わっています。

集計・レポート機能と同様、必須機能ではありません。しかし、アンケートを実施する際の工程・体制によっては、管理機能が備わっているツールの利用をおすすめします。

アンケートフォーム作成ツールを使用する3つのメリット

アンケート作成フォームツールを使用するメリットとして次の3つが挙げられます。

  • フォーム作成の手間を省ける
  • アンケートの送信・回収する手間を省ける
  • データ分析が行える

それぞれ詳しくみていきましょう。

1.フォーム作成の手間を省ける

従来、アンケートフォームはプログラミングスキルがなければ、作成することができませんでした。しかし、ツールを使用すれば、プログラミングスキルがない方でもアンケートフォームを作成できます。

「作成機能」でテンプレートを選択し、必要な回答項目を選択すれば、フォーム作成できるため、作成時の手間を大幅に削減可能です。

2.アンケートの送信・回収する手間を省ける

アンケートの送信・回収する手間を削減できるのも、ツールを利用するメリットです。ツールには、作成したアンケートの埋め込みコードやQRコード、URLの自動発行機能があります。

これらをWebサイトやSNS、メールに貼り付ければ、アンケートを簡単に設置・送信することが可能です。一斉送信機能やメール配信システムとの連携が可能なツールであれば、アンケートを一括送信できるため、手動で送信する手間を省けます。

3.自動でデータ分析が行える

紙のアンケートでデータ分析を行う場合、集計・分析に手間がかかる他、データの入力ミスが怒りやすいです。しかし、ツールを使用すれば、アンケート回答を自動でデータ化し集計するため、手動でデータ分析を行う必要がありません。

そのため、紙のアンケートで発生しやすいデータ入力ミスや、集計・分析時間を省けます。また、自動でグラフ表示できるため、属性や傾向を把握しやすい他、改善点やニーズを掘り起こしやすくなります。

ツールによっては、アンケートデータはGoogleスプレッドシートやCSVにエクスポート可能なため、より詳細な分析も可能です。

アンケートフォーム作成ツールを選ぶ際の3つのポイント

アンケート作成フォームツールを選ぶ際のポイントとして次の3つが挙げられます。

  • マルチデバイスへの対応有無
  • 料金体系
  • 使用したい機能の有無

それぞれ詳しくみていきましょう。

1.マルチデバイスへの対応有無

現代はスマホの普及に伴って、パソコンよりもスマホの利用率が高くなっています。そのため、パソコンのみに対応しているWebアンケートフォームだった場合、アンケート回答率が低下する可能性が高いです。

回答率の低下を防ぐためにも、マルチデバイスに対応しているアンケートフォーム作成ツールを選ぶようにしましょう。

2.料金体系

次に料金体系も確認しなければなりません。登録不要で無料利用できる他、登録必須で無料できるもの、有料でないと使用できない機能がある、月額プランなど、ツールによって様々な料金体系は様々です。

したがって、予算に合ったアンケートフォーム作成ツールかどうかも選ぶ際のポイントとなります。

3.使用したい機能の有無

使用したい機能が備わっているかも重要です。ツールによっては、1つのアンケートで質問数の上限が決まっていたり、画像・表が挿入できなかったり、回答内容による分岐を設定できない場合があります。

また、無料ツールの場合は集計・分析機能がオプション機能になっていたり、複雑な設定が行えなかったりと様々です。そのため、使用したい機能と料金体系とのバランスを考慮しながら、ツールを選ばなければなりません。

無料で使用できるおすすめのアンケートフォーム作成ツール5選

無料で使用できるおすすめのアンケートフォーム作成ツールとして次の5つが挙げられます。

  • Googleフォーム
  • CustomForm
  • SurveyMonkey
  • MOMONGAアンケート
  • DIPSurvey-Free

それぞれ詳しくみていきましょう。

1.Googleフォーム

「Googleフォーム」はGoogleが提供している無料のアンケートフォーム作成ツールです。

選択式やプルダウン式、回答スキップといった各種回答形式が用意されている他、アンケート用のカスタムフォームは追加料金無しで利用できます。

また、自動集計された回答をGoogleスプレッドシートにまとめることもできるため、そのままデータ解析することも可能です。Googleアカウントを所持していれば、登録不要で、すべての機能を無料で利用できますが、ストレージ容量が15GBと制限があります。

容量制限の解除および容量を増やしたいという場合は、Google Workspaceの有料プランに加入しなければなりません。

2.CustomForm

「CustomForm」は、Web上でアンケートフォームを無料で作成できるツールです。簡単なアンケートであれば、登録不要で利用できる他、フォーム作成数や設問数に上限がなく、回答データをダウンロードすることもできます。

CustomFormは無料プラン以外にも、自動返信メール設定や広告表示が可能な有料プランも用意されているため、必要であれば、有料プランへの変更も検討するとよいでしょう。

3.SurveyMonkey

「SurveyMonkey」はテンプレートや質問項目が豊富なため、自由にカスタマイズできるアンケートフォーム作成ツールです。無料プランはアンケート作成数の上限がなく、アンケート1つあたり10個の質問を設定できます。

小さなアンケートであれば、無料プランで十分でしょう。有料プランになると、質問数の上限がなくなる他、これらの機能を使用したい場合は有料プランを検討した方がよいでしょう。

また、SurveyMonkey は全世界で33万社以上の企業が導入しているため、有料プランであれば、日本語をはじめ、中国語やスペイン語といった多言語にも対応しています。

4.MOMONGAアンケート

「MOMONGAアンケート」とは、オフライン利用や名刺データ化にも対応しているアンケートフォーム作成アプリです。iPadが発売された2010年以降、多くの企業で導入実績があり、展示会やイベントといった様々なシーンで活用されています。

無料プランと有料プランがあり、短時間かつ単純な設問数であれば無料プランがよいですが、長時間かつ設問数が多い場合は有料プランの利用がおすすめです。

5.DIPSurvey-Free

「DIPSurvey-Free」は完全無料で利用可能なアンケートフォーム作成ツールです。無料ツールではありますが、アンケート登録数や設問数の上限なく利用できます。

また、集計後のデータはCVS形式で出力でき、システム上でデータ解析することも可能です。

アンケート作成 無料 登録不要のまとめ

Webアンケートにすれば、「紙よりも回答率が高い」「アンケート実施時に発生する作業工程やコストを削減できる」といった様々なメリットがあります。パソコンやスマホが当たり前の現役世代が調査対象である場合は、Webアンケートがおすすめです。

Webアンケートを作成する際におすすめなのが、アンケートフォーム作成ツールです。ツールを利用すれば、プログラミングスキルがなくても簡単にフォーム作成できます。

近年は登録不要で無料利用可能なアンケートフォーム作成ツールも増えているため、コストをかけずにツールを利用できるため、この機会に利用を検討してみるとよいでしょう。

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